タイトル:広汎性発達障がい児の家族支援-専門家の支援内容に関する調査研究
著者:野田香織 (東大 大学院教育学研究科)
雑誌:臨床心理学 J ISSN:1345-9171
巻号ページ(発行年月日):Vol.10, No.1, Page.63-75 (2010.01.10)
要約:本研究の目的は,広汎性発達障がい児(pervasive developmental disorder,以下PDD児)の家族支援の実態を家族支援尺度を作成し,明らかにすることであった。因子分析の結果,''日常の対応方法に関する情報提供'',''子どもに関する情報提供'',''主体的対応力の支持'',''家族の困難受容'',''支援者による連携''の5因子で構成されていた。次に,家族支援の実態を明らかにするために,家族支援の実施度の検討を行った。その結果,家族支援全体の実施度は,約5割であった。家族支援の各領域の中で,実施度が高い領域は,''主体的対応力の支持''であり,他の4領域の実施度に差はなかった。今後,家族支援がさらに実施されるように,家族支援に関する知見を積み重ねていくことが望まれる。 (著者要約)